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2020年01月21日
合氣道道場心得
○創始者・植芝盛平翁のお歌に
氣のみわざ
たまの志づめやみそぎわざ
みちびきたまへ天地の神
とあります。道場は心身のみそぎの場であることが分かります。
まず道場に入るときは、すべての世間的なそれぞれの持ち物を、心から取り払い、素直な気持ちになることが必要なことと思います。自分の我が出ると稽古は上達しません。純粋の自分の魂にまかせてしまうことの練習です。自分の体力を頼ったり、相手に負けるものか、止めてやるぞという、負けん気に頼ってはいけません。
生まれ赤子の心になれと、宗教では教えますが、まず、その心になる修行だと思います。
(平成元年2月11日発行 万生報第178号)