合気道開祖 植芝盛平翁のお言葉(2)

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2020年01月8日

合気道開祖 植芝盛平翁のお言葉(2)

武は愛である。争いがおこるまえにこれを押えようとする平和の精神がほんとうの日本武道であり、これを合気道という。かっての武芸には殺傷の目的があり侵略の道具だった。そしてそれはつきつめれば自分をもほろぼす邪道でもあった。しかし合気道は和合であり、天地宇宙本来の大精神をあらわすものだ。この精神を知らなければ合気道に上達することは不可能だし、やっても意味がない。その気持ちを生かせば護身にも健康法にも美容法にもなる。この春ハワイ州●として同地にいったが、なかなか盛んだ。現在フランス、米本国をはじめ世界二十カ国で大いにはやっており、むしろ日本をしのぐくらいだ。熊本の皆さんも合気道を知り、これによって少しでも生活を豊かにしてほしい。

 

熊本日日新聞 1961(昭和36)年5月26日(金)掲載

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